チラシのつくり方

前回と同じ「マンネリ」はお客様に伝わる

チラシやDMは試行錯誤が大切

「前回まあまあ反応が良かったから、今回のチラシは日付やキャンペーンタイトルをちょこっと変えるだけでいいだろう」というマンネリ。

自社の商売について、経営者や営業マン、そしてチラシ制作担当者のマンネリ度合いは、そのチラシやDMを見ればすぐに分かります。

前回はこのキャッチフレーズで成功したので、今回もこれでいこう!つくる側は、そうやって楽をしようと考えます。しかしお客様は、つくる側のマンネリを敏感にキャッチします。どんなに当たったチラシをつくっても、次に当たるチラシは、時期やターゲットによって打ち出し方や内容が変わってくるはずです。

チラシもDMも、2回連続で当たる企画はそうそうありません。かくいう私自身も、「前回のDMはこのレターで当たったので、今回も同じでいこう」と横着をして同じものを実施すると、反応は必ず落ちています。

チラシやDMは、失敗に失敗を重ねて試行錯誤していくことが重要なのです。しかし、試行錯誤の中で編み出した究極のチラシが出来上がったとしても、2回・3回と続けていくと、必ず反応とともに業績も落ちていきます。

集客は失敗を繰り返して分かるようになる

商売において最も重要な「新規顧客の獲得」の手段であるチラシやDMに、手抜きをしてはいけません。個人商店でも、中堅企業でも、経営者は常に広告・チラシ・DMからは目を離してはなりませんし、最も優秀な人材でプロジェクトを結成して、常に試行錯誤していかねばなりません。

集客は科学です。失敗を繰り返すことで、計算通りにお客様が反応することが分かるようになります。

まとめ

①前回のチラシを手直しする方法はやめよう

②チラシは絶対手抜きしてはいけない

③マンネリはお客様に伝わる

  • この記事を書いた人
森本琢磨

森本琢磨

有限会社 楽まうく代表取締役。中小企業の売上向上サポートを生業とし「現場密着による即時業績向上」を得意とする。 2000年、サラリーマン時代、3万件の法人企業への飛び込み訪問の経験を武器に創業。営業構造づくりや営業マン教育、販促改革を専門とし、短期間で業績を高めつつ内部社員教育、変革を得意とする。現場(内部)に入りこみながら、変革を支援する手法は、経営コンサルタントとしては異色。 主にサービス業、販売業、飲食業などの営業・販促改革による業績アップ支援を行い、成果を徹底的に追求したチラシ・DMづくりで結果を出している。広島県呉市音戸町出身。

-チラシのつくり方