チラシのつくり方

「お金」をかければ反応が上がるという訳ではない

カラーチラシだと反応が上がる?

「今回はちょっと時期が悪かったんでしょう。次はもっとたくさんチラシを配れば、反応が上がりますよ!」

「やっぱりカラーチラシがいいですよ。お客様の目にとまりやすいし、見栄えもいいですし、企業イメージっていうのが大事ですから!」

あなたがチラシを依頼しているチラシ業者の営業マンは、こんなことよく言われませんか?

私は、チラシ制作業者の方と衝突して喧嘩をすることがあります。「チラシ=両面フルカラー」という考えが定着しているのか、ほとんどのチラシ業者から必ず勧められます。
逆に、「色数を減らしてしてコストを落としましょう」という提案は、20社以上のチラシ業者の方と数百回以上接して、一度も聞いたことがありません。

それは何故か?チラシを制作する側にとって、カラーだとつくりやすく、売上も上がり、営業マンのノルマが達成しやすいからです。決して反応が上がることが主目的ではありません。

あなたの自宅に折り込まれるチラシを見てください。フルカラーのチラシがほとんどではないでしょうか?
でも、カラーだからといって目立ちますか?良い企業イメージを持ちますか?たくさんのカラーチラシの中の一枚ということで、見た目に特別感はありません。

リスクは最小限に、効果は最大限に

私のつくるチラシは、2色でも1色でも、色数を減らしても反応は変わりません。むしろスッキリ見えて、反応が上がることがあります。

リスクは最小限に押さえて、最大限の効果を生み出す。経営の鉄則です。良かったら次のチラシからでも、4色はやめて2色にしてみしょう。(但し、カラーだから反応が悪いというわけではありません)

大抵の場合、お金をかければその分反応が良い!と業者の方は言われます。私もいろんなチラシ業者の方とお付き合いしてきましたが、「2色でつくってください」と言うと、ほぼ反論されます。

「こちらはこれまでこのカラーのイメージで、チラシを数年間つくり続けていますので、イメージが変わるとお客様は分からなくなりますよ。」と言われます。

しかし、実際に私がつくって反応が倍になり、そしてその後もその反応を維持し続けると、チラシ業者の方は何も言われません。

1回10万円のチラシ10回 ≧ 1回100万円のチラシ 

お金をかければ反応が良いというは幻想です。知恵を絞れば絞るほど、反応が上がるのは間違いありません。
かけたお金と効果は比例しませんが、「知恵と効果」は比例します。

大企業は、一度の広告に何百万何千万円と費やすことができますが、我々中小・個人企業は、「いかに金をかけずに売上をあげるか」ということを、考えなければなりません。

私も自分で会社を経営するようになって以降は、1円でも広告宣伝費をムダに費やすことが惜しくなる感覚が、分かるようになりました。
1回100万円のチラシを実施するより、1回10万円の企画を10回実施した方が、業績アップに向けて前進します。

失敗すれば失敗するほど、成功要因が見えてきます。どんなターゲットに、どんな言葉で、どんな価値を訴求して、どんな商品を売り込むか!が、分かってくるのです。

御社もコストを落として、いろんなことやってみませんか!

まとめ

よりローコストで、反応を上げる方法を考える

②1回のコストを落として、試行錯誤する

③お金をかけるより知恵を絞る

  • この記事を書いた人
森本琢磨

森本琢磨

有限会社 楽まうく代表取締役。中小企業の売上向上サポートを生業とし「現場密着による即時業績向上」を得意とする。 2000年、サラリーマン時代、3万件の法人企業への飛び込み訪問の経験を武器に創業。営業構造づくりや営業マン教育、販促改革を専門とし、短期間で業績を高めつつ内部社員教育、変革を得意とする。現場(内部)に入りこみながら、変革を支援する手法は、経営コンサルタントとしては異色。 主にサービス業、販売業、飲食業などの営業・販促改革による業績アップ支援を行い、成果を徹底的に追求したチラシ・DMづくりで結果を出している。広島県呉市音戸町出身。

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